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2010年10月20日 (水)

熊被害防止学習会

ここのところ、熊の情報が多く、各地で熊による被害も出ているようです。遠足で予定していた芳ヶ平の入り口でも熊による被害がありました。

それを受けて、六合地区でも小中学校の職員を集めて、「熊被害防止学習会」が開かれました。

「熊」について全く知らない私にとっては、なるほど!!と言うことばかりでした。

自分の記録のために、ちょっとこの場をお借りしてまとめておきます。

ツキノワグマについて

  • 熊はテリトリーがはっきりしていると思われていたが、近年ではそうではないことがわかった。そのために、一頭捕獲されたとしても、安心することができないという。
  • 耳と鼻はよい。視力は0.2程度とあまり良くはない。
  • 夜行性ではあるが、昼間でも活動する。
  • 繁殖は2~3年に一度。子育ては2年間。かなり大きな子熊を連れている親も見かけることがある。
  • 子熊を連れた母熊は特に危険。子熊は興味津々で人間の前に出てくるが、その可愛い子熊に手を出そうとすると、すぐに親熊が出てきて攻撃される。
  • ミツバチの巣があるとそこを狙って熊が出没する可能性が高いので、要注意。《六合にはそのミツバチの巣がたくさんある》
  • 10才までの熊はあまり警戒心が無く、人間に付いてくることがある。(捕獲される熊はほとんど10才以下だということだ)
  • 寿命は20年を超えることもある。
  • 柿や栗などが大好き。柿は渋くても平気で食べる。栗ももちろん渋皮もいっしょに食べる。《六合地区には収穫されない渋柿の木がたくさんある》
  • 熊は生きた肉は食べないが死んだ肉は食べる。《死んだふりをすると、「しめしめ、めしめし」と食べられてしまう》
  • 今年は猛暑だったので、ドングリや栗の木が自分の幹を守るために、まだ実りきらない実を落としてしまう。そのために、熊が食べるための実が少なくなり、食べ物を求めて人里に下りてくる。
  • 平成18年にも同様の気候があり、この時は冬眠をしない熊が目撃された。《今年も冬眠をしない熊がいるかも》
  • 音を立てると熊が寄ってこないというが、ラジオを鳴らしていた畑に熊が入り作物を取っていったという記録があるので、ラジオはそれほどの効果はない。
  • 熊追いの時に笛(ホイッスル)を使って追い立てようとしたが、逆に笛の鳴る方に近づいてきたということがあり、笛は逆に熊を寄せ付けてしまう可能性がある。
  • 熊は朝晩水を飲む。なので、朝晩の水場は危険がいっぱい。
  • 果樹園で栽培されていたくだものが落ちてしまい、そのままになっていると、時が経って熟した匂いを発するようになる。その時が危険である。土の中に埋めたとしても、土の中で腐敗し、それがまたいい匂いを醸し出してくる。
  • まだまだ、熊のことについては研究が追いついていないそうだ。もっともっと熊の生態を研究していかなければ、本当の熊対策はできないようだ。

そんな話を伺うと、ちょっと、危険が目の前にありそうな気がして恐いほどです。子どもたちがスクールバスを待つ間のちょっとした静寂の時間帯が心配になってきました。

についても、同僚が少し残って話を聞いてきました。それによると、猿はとにかく頭が良く、人間の弱さを知った猿はもっともっと人間の近くに寄ってくるということだ。とにかく猿の集団を見かけたら、「ここまで来るなよ、ここは人間様の住むところだ!!」と、威嚇していかなければならないようです。人口の少ない六合だから、猿に威嚇していく人が少ないのかなあ。だから、どんどん人家の近くまで猿が来るようになってしまったのかなあ。

コメント

熊対策、勉強になりました。
月末に、川原湯の山に入らなくちゃならないので、これを読んで、気をつけたいと思います。coldsweats01

いざというときに冷静に行動できるのかなあと心配になります。
とにかく遇わないような対策を取っておくしかないですね。

川原湯の山…??。ここにもたくさんいそうですよねえ。お気を付けて!!

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